ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「はいはい…私そろそろバイト行くから。じゃーね」
「うそー今日もバイト?久しぶりに遊びに誘おうと思ってたのに~」
「また今度ね。じゃーばいばい!」
カバンを肩に背負い直して、魔王による処刑現場に集まったギャラリーの輪から抜け出す。
私は魔王が嫌いだけど
たかだか平凡な一般ピーポー。RPGで言ったら…村人A、に魔王が討伐できるわけないってことは百も承知。ゲームやったことないけどさ。
それに村人は、村人なりに忙しい。
日々を生きていくために今日もお金を稼がなきゃ。
そんなわけでいつも通り、ファミレスのバイトに精を出して、クタクタになって家に帰ってきたら…
家がなかった。
というか、燃えてた。