ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「え……」
“仮にも女なんだから”って…
もしかして今わたし、女の子扱いされてる!?
「…? なんでちょっと顔赤いんだよ」
「え!?いやその、これは!!」
「もしかして熱あがってきたんじゃねーの!?」
瞬間、眉を鬼のように吊り上げた魔王の手が伸びてくる!
「ひっ!?なななんですか!?」
「うっせー黙れ顔触らせろ庶民」
「っきゃ、」
ピタッと魔王の手が私の額に張り付いて。
すぐ目の前には真剣な表情の魔王。
「……平熱か」
ほ、と息を吐き出した魔王と視線がぶつかった。