ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。





「!!!??? ちっけーよバカ!!!!」





なぜか顔を真っ赤にした魔王が鬼速で離れた。




「ち、ちけーって言われても近づいてきたのはソッチですし!!」



「あ!?お前が紛らわしい顔すっからだろふざけんなド庶民!!この俺様を罠にハメやがって…!!」



「わ、罠!?そんな命知らずなことしません!!」



「うっせー口答えすんな黙って寝ろ!」



「っわ!!」




ボスッ!と私の顔面にクッションを投げつけ、そのまま部屋を出ていこうとする魔王。




なっ、なんて横暴な…!!でも






「ありっ、ありがとうございます!!!」





「……は?」






私の言葉に、最大限に怪訝そうな顔した魔王が振り向いた。






「なんの礼だよ意味わかんねーんだけど」



「意味わかんねーって…



こ、ここまで運んでくれて。ありがとうございました!あと、お粥も…お医者さんも。ありがとう、ございました」





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