ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「い、いえいえつけてませんよそんなとんでもないもの〜…
それより、私今日からバイト復帰なんで!
夜少し遅いですけど、よろしくお願いします!」
そう。
魔王にバイトのお許しを頂いた後、すぐにバイトしていたファミレスに電話した。
店長は人員不足で困っていたらしく、むしろすぐにでも来てくれ!と言ってくれた。
「7時には帰りますから。それから夕飯作りますんで待っててください!」
「いや俺も今日バイトだし。夕飯は各自食べてくるってことでいんじゃね」
サラッと衝撃発言した魔王。
「え…バイト!?魔お…宝示さんバイトしてたんですか!?」
「…まー、最近たまたまシフト入ってなかったけどな」
「どこで!?」
「普通にコンビニだけど」
「コンビニ!?」
私は思い浮かべる。
チャララ〜と呑気な音楽と共に開いた扉の向こう、レジに立つ魔王の姿を。
私だったら速攻で逃げるかな!!!
「…おいお前、何急に黙ってんだよ」
「いっ!?いえいえ、きっとすごーく刺激的なコンビニなんだろうなぁと」
「あぁ?」
やばい。墓穴ほる。このままじゃ。
「いっ、いってきまーす!」
というわけで、慌てて家を出ることにした。