ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
いちごミルクとブラックコーヒー
偶然にも、嵐くんの家と私(魔王)の家は近所らしい。
アパートの前で嵐くんと別れ、そのまま階段を駆け上がった。
部屋の直前で、あれ?何で私こんなに急いでんの?と気づき、今更ながらゆっくり歩いて、部屋の前に向かう。
…あれだよ、あれ。
いちおー、魔王の家には“召使い”って立場で居候しているわけですし。
まだバイト代入ってないから家賃も払ってないし、その…使命感的な?
と、自分に対して謎の言い訳をしながら、部屋のドアを開けた。