ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「…宝示さんもこっちで一緒に食べません?」
「は?食わねーよ。俺もうテキトーに食ったから」
「じゃ、飲むだけでもいいですから!」
ソファに座る宝示さんの前にまわって、バイト帰りにコンビニで買ったいちごミルクのペットボトルを差し出す。
「これ、いちごのツブツブが入ってるらしいですよ~。なんと期間限定!」
「……これどこで買ったんだよ」
「〇×マートですけど」
マジかよ、俺のコンビニも仕入れるように速攻店長を脅して…
と何やらブッソウなことをぶつぶつ呟きながらも、それにつられて魔王はフラフラ寄ってきた。
いちごミルクを前にするとチョロいな~、魔王って。なんて口に出したら瞬殺されそうなことを考えながら魔王をキッチンのテーブルに誘導する。