あなたは運命の人
4
桐人君とは問題なくやっている。
今日こそは難関が訪れるかもしれない。
そう思っていたが、桐人君はお風呂から出た私に今日も言う。
「僕は仕事をしてるよ。先に寝てね」
桐人君のパジャマ姿を私は一度も見ていない。
だから一緒のベッドで眠っている感覚が無い。
次の日の朝。
病院に行って、今は身体にはパッチと機械が付いている。
「お母さん、身体辛いとか無い?」
「最近絶好調よ。美優のお陰で私も幸せだもの」
金曜日、病院でパッチと機械を返却。
心臓は大きな異常もなくて安心した。
土曜日、今日も桐人君は仕事で私は実家に帰っていた。
家を出て十日経ったが、お母さんが元気で安心した。
次の日の日曜日の十五時。
「何を必死にやってるの?」
リビングに出てきた桐人君がダイニングテーブルで勉強をしていた私に声を掛けた。
「秘書検定の勉強です。二級までは合格しているのですが、諒ちゃんの秘書をやらせてもらえるなら少しでも役に立ちたくて。でも次の試験が六月なんですけどね」
私の返答を聞くと何故か桐人君が固まった。
「桐人君?」
不思議に思って呼び掛けると桐人君はハッとしたのち、慌てた様子で笑顔を張り付けた。
今日こそは難関が訪れるかもしれない。
そう思っていたが、桐人君はお風呂から出た私に今日も言う。
「僕は仕事をしてるよ。先に寝てね」
桐人君のパジャマ姿を私は一度も見ていない。
だから一緒のベッドで眠っている感覚が無い。
次の日の朝。
病院に行って、今は身体にはパッチと機械が付いている。
「お母さん、身体辛いとか無い?」
「最近絶好調よ。美優のお陰で私も幸せだもの」
金曜日、病院でパッチと機械を返却。
心臓は大きな異常もなくて安心した。
土曜日、今日も桐人君は仕事で私は実家に帰っていた。
家を出て十日経ったが、お母さんが元気で安心した。
次の日の日曜日の十五時。
「何を必死にやってるの?」
リビングに出てきた桐人君がダイニングテーブルで勉強をしていた私に声を掛けた。
「秘書検定の勉強です。二級までは合格しているのですが、諒ちゃんの秘書をやらせてもらえるなら少しでも役に立ちたくて。でも次の試験が六月なんですけどね」
私の返答を聞くと何故か桐人君が固まった。
「桐人君?」
不思議に思って呼び掛けると桐人君はハッとしたのち、慌てた様子で笑顔を張り付けた。