【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜

「……っ！」

　凜人さんのその発言に思わずびっくりして、わたしは思わず凜人さんから目を逸らした。

　な、なんで？なんで急に、そんなこと言い出すの……？　びっくりしてしまった。わたしこのままでは緊張と恥ずかしさで、凜人さんとうまく話せなくなってしまうよ……。

　今目の前にいる人をこんなにも好きなのに……。こんなに好きなのに、その気持ちを伝える勇気もないわたしは、臆病者だ。

「なぜ急に黙るんだ？」

「……いえ、あの……」

「否定していいんだぞ？俺なんか好きじゃないって」

　凜人さんからそう言われてわたしは、何も言えなくなった。……凜人さんには、わたしが凜人さんのことをなんとも思ってない。そう思われているってことなの？

「………ます」

「美乃梨……？」

　わたしはあなたのことが好きなのに……。どうしてそういうこと言うの？　わたしはあなたのこと、こうして毎日思っているのに……。

「違います……凜人さん……」

　わたしの気持ち、本当に気付いてないの……？本当に知らないの？

「違うって、何がだ？」

　この気持ち、言うつもりなかったのに……。