【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「……鈴音さんの言う通り、本当に鈍感、なんですね」
「はぁ?何だ、突然……」
鈴音さんの言う通り。凜人さんはちゃんと言葉で伝えないと分からないみたいだ……。
「……凜人さん、止めてください」
「はっ!?」
「いいから、止めてください!」
「お、おうっ……」
わたしがそう言うと、凜人さんは困惑しながらも近くにあった公園の駐車場に車を駐車し、車のエンジンを止めた。
「なんだ……。お前、変だぞ?」
「変じゃありません」
「さっきから、何を拗ねているんだ? 俺何か、気に触るようなことでも言ったか?」
凜人さん、本当に分からない人なんだな……。医者なのが不思議なくらいだ。
「凜人さん、わたしの話を聞いてください」
「お、おう……」
凜人さんは相当困惑しているようだった。
だけどわたし、もう後戻りはしない。……こんなとこで終わりたくないの。
「わたし、凜人さんのことが好きなんです」
「…………。え?」
え?何、その顔……。やっぱり迷惑だってことなの?
「凜人さんのこと考えるだけで……。胸が苦しくなって、切なくなります」