【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「……凜人、さん」
そう言われたらわたし、期待してしまう。本当に自惚れてしまうよ……。
「これだけは言っておく。……俺は美乃梨のことを考えない日はない。毎日ちゃんとお前のことを考えている。仕事してる時も、家にいる時も。気付いたらお前のことばかり考えている」
そう言われて嬉しくなって、わたしはさらに涙を流した。
「美乃梨の気持ち、俺にはちゃんと届いてるから」
「っ……でもわたし、凜人さんに迷惑、掛けたくない……」
仕事に支障が出たりしたら、それこそ迷惑になってしまうから……。
「何言ってる。迷惑な訳がないだろ?俺はお前のこと、こんなにも考えているのに。 何が迷惑だと言うんだ?」
「だって……恋愛は、仕事の邪魔になることもあるから……」
特に救命医は、昼夜問わず患者さんがやってくるから。仕事で忙しいと、わたしのことなんて考えたくないだろうし……。
「なぁ、美乃梨。俺は恋愛で自分の仕事を邪魔したりなんてしない。仕事は仕事だ。……だけど仕事が終われば、俺も一人の男だ。お前と会いたいと思うし、お前の顔を見たいと思う」
そう言われてわたしは、また涙を流した。