【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜


「美乃梨、おはよう」

「凜人さん……おはようございます」

 翌朝目が覚めると、凜人さんがわたしの顔を見ながら挨拶をしてきた。

「よく眠れたか?」

「……はい。凜人さんは?」

 そう問いかけると、凜人さんは「よく眠れたよ。お前のおかげで」と言って、わたしの頭を優しく撫でる。

「……良かった」

「不思議と、美乃梨がいると安心する」

「……わたしもです」
 
 わたしも凜人さんが隣にいると、すごく安心する。……温かくて、優しくて、心地よい。

「美乃梨、そんなに見つめたらダメだ」

「……え?」

 見つめたらダメ……?

「昨日あれだけ美乃梨を抱いたというのに、また抱きたくなるからダメだ」

「も、もうっ……凜人さんったら」

 またわたしを抱くつもりなの……? 昨日あれだけ何度も、激しく抱いたのに? 

 体力有り余りすぎだって……。さすが医者は違う。

「冗談だ。 体は大丈夫か?」

「はい」 

 だけど冗談を言いながらも、そうやって心配してくれる所も、わたしは大好き。……わたしはもう、心も体も凜人さんのものになっている。
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