【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜


「嬉しいです。ありがとうございます」

「毎日美乃梨の手料理を食べれると思うと、俺は幸せだ」

 大好きな人にそう言われただけで、わたしは幸せだと感じる。  

「……ありがとうございます」

 そう言ってもらえるだけでわたしは、頑張れるんだ。

「なあ、美乃梨」

「はい。なんでしょうか?」

 わたしはお箸を置いて、凜人さんの顔を見た。
 
「美乃梨はこれから先も、俺と一緒に生きる覚悟はあるか?」

 突然、真剣な眼差しでそう言われたわたしは少し間を開けてから「……当たり前です。わたしはあなたとこれから先も、ずっと一緒に生きていくと決めていますから」と答えた。

「そうか……。美乃梨がそう言ってくれているのに、いつも辛い思いさせてすまない」

「そんなことないです。……少しの時間でもこうして凜人さんと過ごせることが、わたしにとってはありがたいことです。そして幸せなことです」

 そう言って微笑みを投げかけると、凜人さんは「ありがとう」と言って笑った。

「わたしは凜人さんさえいれば、何もいらないです。……凜人さんにだけ愛されれば、それで」
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