【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
凜人さんさえいれば、それ以外は何も望まないの……。
「……美乃梨、これだけは言っておく」
「はい?」
「俺もお前のことを、本当に大切に思っている。美乃梨がいれば、俺ももう何もいらない。……本当にそう思っている」
凜人さんの気持ちを直接こうやって聞けることなんてなかなかないからこそ、その言葉ひとつひとつがすごく嬉しく感じる。
「……凜人さん」
「俺はずっと美乃梨のことを愛している。……例え美乃梨に何かが起きたとしても、必ず俺がお前を守ると約束する」
「……はい」
どうしてこんなに嬉しいんだろう。どうしてこんなにも幸せなんだろう……。
「だからこれからも、俺のそばにいてくれ。美乃梨」
「……当たり前です」
離れる理由なんてないもの。わたしにはあなたしかいないのだから。
「美乃梨、食べたら背中を流してくれるか?」
「……はい。喜んで」
夕食を済ませたわたしは、凜人さんの背中を流すために一緒にお風呂に入った。 大理石で出来たタイルに大きな湯舟。ここで背中を流し合うことが出来るのも、この家に住んでいるからだ。