【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「……凜人さん、背中、流しますね」
「ああ、頼む」
大理石のタイルの上に座る凜人さんの背中にたっぷりのボディソープを付けたタオルをそっと滑らせていく。 程よく筋肉のついたその美しい背中に触れる度に、わたしのドキドキが増していく。
「……力加減、大丈夫ですか?」
「ああ、ちょうどいい」
後ろ姿しか見えないけど、凜人さんのその体に触れる度に思い出すのは、凜人さんに抱かれている時のことばかりだ。
「美乃梨、今度は俺が背中を洗ってやる」
「え!? い、いいです……!」
確かにわたしも裸なのだけど……。やはりとても恥ずかしい……。
「遠慮するな」
「え、遠慮なんて……やぁっ」
遠慮なんてしてないと言おうとしたのに、いきなり体の敏感な部分に後ろから触れられてしまい、思わず声を漏らした。
「いい反応だな?そんなに触られて嬉しいのか?」
わたしの弱い所を知っているくせにわざとそうやって煽るようなことを言う凜人さん。
「ちがっ……。あぁっ、待って、ダメッ……」
逃れようとして体を仰け反るけど、凜人さんは触れることをやめようとしない。