【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「凜人さん……愛してるっ」
「俺もだよ。美乃梨……」
凜人さんの背中に両手を広げてしがみつき、凜人さんからの愛をめいっぱい受け止めた。何度も何度も凜人さんに抱かれる度に、わたしは幸せを感じた。
「美乃梨、今度ふたりで旅行に行かないか?」
愛し合う行為が終わると、ベッドの中で凜人さんはそう言ってくれた。
「……え?旅行……ですか?」
「ああ。毎日家にいると疲れるだろうし、たまには気分転換もしたいだろ?」
「……まぁ、はい」
確かに凜人さんといつか一緒に旅行に行けたらいいなぁ、なんて思ってはいたけれど。……まさかそんな提案をしてくれるとは思わなかった。
むしろ医者だから、そういったことは難しいと思っていたし……。
「俺も仕事ばかりで美乃梨に構ってやれない日も多いから、本当に申し訳ないと思っている。だからお詫びと言ってはなんだが……。一緒に旅行に行かないか? 美乃梨の行きたい所、どこでも連れて行ってやる」
「でも本当に、いいんですか……? わたしのことなら、気にしなくても大丈夫なのに……」
「いいんだ。俺がそうしたいんだ」