【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「楽しみだな、ピクニック」
「はい。楽しみです」
二人でピクニックをしたりするのが、わたしにとっては憧れみたいな所もあるし。のんびりと過ごすこの時間も、わたしにとっては素敵な思い出になること間違いなしだ。……凜人さんも同じ気持ちだったら、嬉しいな。
「美乃梨、風呂に入ってくる」
「はい。もう沸かしてありますので、どうぞ」
「ありがとう。助かるよ」
「いえ、家政婦としての勤めですから」
わたしは凜人さんの彼女である前に、この家の家政婦だ。家政婦としての仕事もちゃんとこなすことが仕事だ。疲れて帰ってきた凜人さんのことを癒やしてあげたいという思いで頑張っている。
バスルームの扉が閉まるのを確認したわたしは、一通りの食器洗いを済ませて一旦部屋へと戻った。そしてカレンダーにペンで凜人さんとピクニックと書いて赤丸を付けた。
凜人さんとのデートの時は、いつもワクワクする。楽しみ過ぎて寝れそうにない。そう思うのは子供みたいだなって思ってたけど、好きな人とのデートはやっぱり楽しみで……。
テンション上がってしまうんだよね、やっぱり。