【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
思わずそう呟いてしまった。
「ごめん、遅くなって」
「ううん……。良かった、ちゃんと帰ってきてくれた……」
「当たり前だろ?俺が帰ってくる所は、ここしかないんだから」
わたしがそう言うと、凜人さんはそう言って笑っていた。
「……凜人さん、会いたかった」
「俺もだよ、美乃梨。早く会いたくて仕方なかったよ」
そう言われて嬉しくなって、涙が出そうになった。
「……美乃梨、美乃梨に話があるんだ」
「え、話……?」
「ああ」
話って、なんだろう……?
「食べながら話すよ」
「……はい。もう夕食出来てますから、食べましょう」
「ああ」
リビングに戻り、わたしたちは夕食を食べることにした。 わたしは凜人さんへのクリスマスプレゼントを足元から隣のイスに置いた。
「美味そうだな。これ全部美乃梨が?」
「はい。わたしが作りました」
「すげぇ……。プロみたいだな?」
良かった。喜んでくれているみたいだし、作って良かった。
「ありがとうございます。クリスマスケーキも、冷蔵庫に用意してありますから」
「それは楽しみだな」