【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「あ、言うの忘れたわ。 この家には今、俺と美乃梨しか住んでないから」
「ええっ……!?」
こ、こんなに大きな家なのに、住んでるのが凜人さんだけ!? な、ど、どういうこと!?
「両親は今海外での事業のために海外に住んでいる。妹はすでに結婚して別々で暮らしている。……だから家政婦を除いてこの家には、今俺と美乃梨のふたりだけだ」
「え、え……。え?」
こんなに大きな家なのに?凜人さん一人?……信じられない。
「家政婦は定時になったら自宅に帰るから、俺たちふたりだけになる。これなら思いっきり、美乃梨を抱けるということだ」
そう言って凜人さんは怪しい微笑みを浮かべてわたしを見ていた。
「…………」
この人……本当はとてつもなく変態野郎なの?下心が丸見えなんですけど……。
だけどこれは、わたしが決めたことだ。今更逃げるなんて、わたしには考えられない。……そんなことしたって、わたしの人生は絶望のままだから。
だからわたしは、凜人さんに抱かれてでも、この家で生活をする。……自分の人生を変えるために。