【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
エピソード2
医者になった理由
次の日の朝8時、わたしは太陽の光で目を覚ました。そしてベッドから体を起こし、部屋を出るとそのまま階段を降りてリビングへと向かった。
「早川さん、おはようございます」
リビングに行くと、すでにテーブルには朝食の用意がされていた。
凜人さんの家に同居を開始してから2日目。わたしのこの広い家での同居生活が始まったのだった。
「おはようございます、美乃梨様」
み、美乃梨様……!? ま、まさかそんなこと言われる日が来るなんて……。想像もしてなかった。
「あれ……? あの、凜人さんは……」
「凜人様なら、朝早く出て行かれましたよ。急患だと」
「……そうですか」
朝の挨拶くらいしたかったな……。
「美乃梨様、朝食が出来ております。宜しければ、お召し上がりください」
目の前に並べられたのは、スクランブルエッグやソーセージ、トーストなど美味しそうな朝食たちだった。
「……美味しそう」
「どうぞ、お召し上がりください」
「……いただきます」
朝食を一口食べると、とても美味しかった。