【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
今日は当直なのか、凜人さん……。そんなことを思いながら「分かりました」と返事をした。
「早川、何かあったら鈴音に連絡してくれ」
「かしこまりました」
仕事に向かうため家を出る凜人さんの背中を見送ったわたしは、早速服を着替えた。 というのも、早川さんにお願いして今家の手伝いをさせてもらうことにした。
いわゆる雑用だけど、こうして住まわせてもらってる以上、何か役に立ちたいと考え早川さんに教えてもらうことにしたのだ。
「美乃梨様、本当によろしいのですか?」
そう聞かれたわたしは「はい。よろしくお願い致します」と答えた。
「……ではまず、中庭に咲いている花の水やりをお願いします。中庭に蛇口がありますので、そこからホースを引っ張て水やりをしてください」
「はい」
言われた通り中庭に出て蛇口にホースを差し込み、そして蛇口を回し水を出した。水の量を調節しながら、わたしは咲いているたくさんの花に水をかけた。
ここに咲いている花は、とてもキレイだ。見ていて心が癒やされるし、とても気分が明るくなる。それにこの花は、とても美しい。