【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「今日はわたし、夕飯は凜人さんが帰ってきたら一緒に食べたいので、作ったら冷蔵庫に入れておいてもらえませんか?」
「分かりました。ではそのように致します」
わたしは早川さんにそうお願いすると、早川さんは快く承諾してくれた。
「ありがとうございます。早川さん」
「いえ。 ではわたしは、お夕飯の支度をして参ります。出来上がったら、冷蔵庫に入れておきますので、温めて食べてください」
「はい。……よろしくお願いします」
やっぱり早川さんは、優しい人だな……。無理なお願いにも、快く引き受けてくれる。凜人さんがどれだけ早川さんのことを信頼してるのか、人柄を見れば分かる気がした。
「あら!鈴音様、いらしてたんですね」
そこにタイミング良く、鈴音さんが戻ってきたのだった。
「わたしはもう帰るわ。またそのうち来るわ」
「お気を付けて」
「美乃梨さんのこと、よろしく頼むわね?」
鈴音さんからそう言われた早川さんは「かしこまりました」と返事をしてキッチンへと消えていった。
「じゃあわたしは、そろそろ帰るわね?」