【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
気が付いたらわたしたちは、行為を終えた後のその姿のまま、二人一緒にベッドで眠ってしまったようだった。
「……ん……。んん?」
目を覚ました時、隣では凜人さんが気持ちよさそうに眠っていた。わたしは凜人さんの寝顔を見つめ、少しだけ頬に触れてみた。
「……凜人さん」
凜人さんの寝顔は、可愛い寝顔だな。まるで夢を見ているかのような、そんな寝顔をしていた。
昨日凜人さんに抱かれている時、鼓動、そして心までも震えた。全身が凜人さんのことを感じるくらい、疼いていた。……こんなこと、初めてだった。
だけど疑問に思うのは、本当に凜人さんが恋愛というものに興味がないのかどうかだ。あんなに激しくわたしを抱いたのに、それで興味がないなんて……。わたしにはそんなこと、考えられない。
凜人さん本当は、恋愛マスターなのでは?と思うくらい、わたしは凜人さんのその体に溺れてしまったのに……。もし興味がないというのが本当なのなら、ただわたしは凜人さんの欲を満たすために利用されただけに過ぎない。
けど……それでもいいなんて、思ってしまう自分がいるのも確かだ。