【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
わたしは凜人さんを起こさないように、ベッドからそっと抜け出して部屋に戻った。
「はぁ……」
いつまでもこの姿でいる訳には、いかないか……。そう思いクローゼットから服を取り出して、適当に着替えた。
そのままベッドに横たわると、目を閉じた。そういえば今思うと、凜人さんの体は程よく筋肉が付いている気がするな……。ガッチリしてるのに、思ったよりもガッチリしすぎてない感じがする。
……そういえば凜人さんはこの前、救命医は大変な仕事だから、体力を付けるためにたくさん食べて、たくさん体を鍛えていると言っていたな。
だからあんなにも逞しい体をしているんだな……。その腕に抱かれるだけで、わたしは寂しさを感じなくなる。 誰かにそばにいてもらえることが、こんなこと幸せなことなんだなって、改めて実感してしまう。
ふとカレンダーに目を通すと、凜人さんは今日は仕事が休みの日だった。……そういえば凜人さん、休みの日って何をしているのだろう。
凜人さんが休みの日に何をしているかなんて、きっとわたしには、関係のないことかもしれないけれど……。