【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「美乃梨」
「うわっ……!?」
そして部屋のドアを開けた瞬間、目の前に凜人さんが立っていた。
「り、凜人さん……」
いつの間にか起きてたの……!?全然気付かなかった……。ていうかなんで上着てないの!?
「そんなに驚くことだったか?」
「だ、だってドア開けて目の前に人が立ってたりしたら、それはびっくりしますよ! というか、早く服を着てください……!」
そう言うと凜人さんは「服はいい。どうせこれからシャワーを浴びる予定だから」と一言だけ答えた。
「そ、そうですか……。それであの、どうされたんですか……?」
「お前、今日特に予定ないよな?」
「……え? まぁ、はい。特には……」
凜人さんはわたしがそう言ったその後、わたしに向かってこう言い放ったのだった。
「今日はお前を連れて行きたい所がある」
「え、連れて行きたい所……?」
何何?一体どこに行くのだろう……?
「そうだ。 俺は今からシャワーを浴びてくる。その間に出かける準備をしておけ」
「……はい。分かりました」
「準備が出来たら、リビングで待っていろ」
「はい」