【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
わたしは笑顔で「はい」と答えた。
「俺は今日当直で遅くなる。夕食作りは任せる。好きな時に食べてくれて構わない」
「分かりました」
「何か困ったことがあれば、いつでも連絡してくれ」
わたしは「はい」と答えた。
「あ、一階の書庫や物置きの掃除はしなくていい」
「え? あ、はい。分かりました」
「それ以外の掃除を頼む。花の水やりは夕方に一回で構わないから」
わたしはメモ帳に必要なことをメモしながら返事をした。 今までも早川さんのお手伝いで何度も掃除はしていたし、最近では夕食作りも手伝わせてもらっていたけれど、いきなり一人になると不安ばかり募ってくるよ……。
「後、出来ないと思ったことは無理にやらなくていいからな。無理をしてケガをしたりしたら、大変だから」
「はい。分かりました」
優しいな、凜人さんは……。そんな所まで心配してくれるなんて。やっぱり医者だからかな?
「もし誰か来ても、家には入れなくていい。来ても誰か分からないだろうからな」
「……あ、はい」
「もし心配なことがあるなら、鈴音にでも連絡してくれ。きっとアイツは来てくれると思うから」