運命の恋人 ~上司は美しい悪魔の生まれ変わりだった~
深い…深い口づけに…呼吸も止まりそう…
苦しい…でも熱くて…もっと欲しくなる…


この感触…
ずっと欲しかった感触…
私を満たしてくれる感触…


あなたの唇の形も…
舌の感触も…

夢の中と同じです…



龍崎さんは私を抱き上げベットにそっと下した。


窓の月明かりに照らされた、美しい悪魔が私を見つめている。

その目は艶やかで…

私の体の深い部分が熱くなる…



「…圭吾さん…抱いてください…」

「…恵美…愛している…」


私の唇を、親指で確かめるようにゆっくりなぞる…
指の感触だけで快感が走る…
熱い吐息が漏れる…


私の中のリリスがルシファーを求めている…

この日を待っていた…

ずっと…ずっと…

なんど生まれ変わっても…

あなただけを愛しています…



愛しいリリス…

ずっと探していた…

今、俺の腕の中にいる…

お前だけを永久に愛し続ける…




ゆっくりと、唇が近づく…

微かに触れる唇がもどかしい…

媚薬が注がれるように痺れる唇…

熱い…でも…もっと欲しくなる…


甘美な口づけに溺れそう…


息が止まるような口づけ…


あなたの唇が首筋や体のあちこちに火をつける…


熱くて…苦しくて…快感で…あなたの背中に爪を立てる…

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