運命の恋人 ~上司は美しい悪魔の生まれ変わりだった~
旅行
夕食も終わり、ゆっくりとお酒を飲んでいる龍崎さんに話しかける。
「圭吾…今度の3連休はお休み取れるの?」
「…あぁ、仕事も落ち着いて来たから、連休は休めるよ。」
「じゃあ…どこか行かない?」
「…うん。恵美が行きたいところで良いよ。旅行でも行こうか?」
「嬉しい…行きたい場所あるの。美味しいもの食べるのも良いしね。」
「…俺は、恵美を食べたいけど!」
「…もう…圭吾のエッチ…」
私は旅行も嬉しいが、一番楽しみなのは、龍崎さんと二人で出かけることだった。
考えるだけで、思わず頬が緩み、笑みがこぼれた。
お昼休み、今日も京子とランチ中。
「ねぇ、恵美、なんか嬉しそうさけど…何かあったの?」
「べ…別に何もないけど…」
鋭い京子が、じっと私の目を覗き込む。
すると、口角を上げて悪戯っぽい表情になった。
「恵美…龍崎部長と何か嬉しいことあったでしょ…?」
「な…ないよ…」
「…嘘だ…何か隠してる…」
(…本当はあるよ…圭吾と旅行行くんだ…)
(考えてみたら…初めてのデートかも…)
想像すると、さらに口元が緩んでしまう。
龍崎さんと私は羽田空港のロビーで北海道行きの便を待っていた。
空港には連休の初日だけあって、かなり混雑している。
龍崎さんは、どこに居ても目立つようで、女の子達の注目を集めているようだ。
確かに、私服の龍崎さんもカッコいい。ファッション雑誌の1ページみたいだ。
学生と思われる、女の子5人組が私たちに近づいて来た。
「あの…一緒に写真撮っても良いですか?」
もちろんお目当ては、龍崎さんだ。
女の子たちは私にカメラを渡すと、龍崎さんの腕に群がるように纏わりつく。
私はすっかりカメラマンだった。
「…圭吾…若い女の子にも人気だね…嬉しそうにニヤニヤしていたし…」
「恵美…別にニヤニヤしてないよ…」
「若い女の子は可愛いよね…」
「…恵美…妬いているのか…?」
「べ…別に…妬いてなんて…ないよ…圭吾はカッコいいから仕方ないよ…」
「…そう。じゃあ良いね!」
「よ…良くない!!」
圭吾はクスッと笑うと私を抱き寄せ、頬に口づけた。
周りからは、“キャー”と女性たちの悲鳴が聞こえた。
「圭吾…今度の3連休はお休み取れるの?」
「…あぁ、仕事も落ち着いて来たから、連休は休めるよ。」
「じゃあ…どこか行かない?」
「…うん。恵美が行きたいところで良いよ。旅行でも行こうか?」
「嬉しい…行きたい場所あるの。美味しいもの食べるのも良いしね。」
「…俺は、恵美を食べたいけど!」
「…もう…圭吾のエッチ…」
私は旅行も嬉しいが、一番楽しみなのは、龍崎さんと二人で出かけることだった。
考えるだけで、思わず頬が緩み、笑みがこぼれた。
お昼休み、今日も京子とランチ中。
「ねぇ、恵美、なんか嬉しそうさけど…何かあったの?」
「べ…別に何もないけど…」
鋭い京子が、じっと私の目を覗き込む。
すると、口角を上げて悪戯っぽい表情になった。
「恵美…龍崎部長と何か嬉しいことあったでしょ…?」
「な…ないよ…」
「…嘘だ…何か隠してる…」
(…本当はあるよ…圭吾と旅行行くんだ…)
(考えてみたら…初めてのデートかも…)
想像すると、さらに口元が緩んでしまう。
龍崎さんと私は羽田空港のロビーで北海道行きの便を待っていた。
空港には連休の初日だけあって、かなり混雑している。
龍崎さんは、どこに居ても目立つようで、女の子達の注目を集めているようだ。
確かに、私服の龍崎さんもカッコいい。ファッション雑誌の1ページみたいだ。
学生と思われる、女の子5人組が私たちに近づいて来た。
「あの…一緒に写真撮っても良いですか?」
もちろんお目当ては、龍崎さんだ。
女の子たちは私にカメラを渡すと、龍崎さんの腕に群がるように纏わりつく。
私はすっかりカメラマンだった。
「…圭吾…若い女の子にも人気だね…嬉しそうにニヤニヤしていたし…」
「恵美…別にニヤニヤしてないよ…」
「若い女の子は可愛いよね…」
「…恵美…妬いているのか…?」
「べ…別に…妬いてなんて…ないよ…圭吾はカッコいいから仕方ないよ…」
「…そう。じゃあ良いね!」
「よ…良くない!!」
圭吾はクスッと笑うと私を抱き寄せ、頬に口づけた。
周りからは、“キャー”と女性たちの悲鳴が聞こえた。