運命の恋人 ~上司は美しい悪魔の生まれ変わりだった~
久しぶりに家に帰ってきた。
たった2週間なのに、何故か懐かしい感じがする。
家の中は圭吾が綺麗に片づけてあった。
「圭吾、私が居ないほうが家の中が綺麗だね。」
「あ…そういえば、散らかす人がいないからね。」
「私が散らかしているみたいで、嫌だなぁ!」
圭吾はクスッと笑った。
「ひどい!!」
私はふざけて、圭吾を叩こうとした。
その時、圭吾に手首を掴まれた。
圭吾と急に顔が近くなり、心臓が鳴る。
「…恵美…本当によかった…退院おめでとう!」
圭吾に優しく抱きしめられ、唇が塞がった。
(この場所に帰ることが出来て良かった…)