総長様の溺愛は、甘すぎます。
凌さんとは、ギクシャクしたくない…。
っ、、
そんなことを考えると、胸が痛くて、熱くて…
これがなんなのか分からない自分が1番嫌だった。

その日は、深い睡眠が出来なかった。疲れてたはずなのに…。

結局5時半に起きてしまって、私はキッチンへ向かった。

きっと、朝ごはんを作らないといけないと思って、買って、冷蔵庫に入れておいた食材を取り出した。

「ハムチーズ食パンと、目玉焼き、サラダ、ウインナーだけで十分かな。」

5人分を順番に作っていくと、誰かが階段を降りてくる足音がした。

「あ、」

「凌さん…」

少しだけ凌さんは、気まずそうな表情を見せる。

やだ、やっぱり、こうなっちゃうの?

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