総長様の溺愛は、甘すぎます。
「何言ってんの。ダメに決まってる。」

「ていうか、昨日のうちに見られてんだろ。」

あ、そ、そっか、昨日、戻ってきた時、確かにみなさんの目が点になってたのは、これのせい?

「も、もう!凌さん、何するんですか!」

本気で怒ってるわけじゃないけど…

「あははっ、何、頬膨らませてんの。可愛いだけだそ?」

「つ、」

凌さん、甘すぎるよ!いつもクールなのにギャップが凄いっ!

「朝ごはん、ありがとう。」

「あ、はい。どうぞ、食べてください。」

「ん。いただきます。」

凌さんが私の目を見て笑った瞬間、心臓のずっと奥がきゅぅ〜んと鳴った。

な、にこれ、前もあった。凌さんといると、なぜかこうなる。
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