総長様の溺愛は、甘すぎます。
「き、急に恥ずかしいこと言わないでっ、そ、んなこと言ったら聖良くんはこれが1番似合う!」

背伸びをして、私はなんとか聖良くんの頭に茶色のくまのカチューシャをつけた。

「くま?俺、くまのイメージ?」

「かっこいいのと可愛いのが混ざってる感じかな!」

「へぇ〜やった。佑香が俺の事考えて選んでくれたんだ?」

「うん、考えたよ。」

「そういうの顔、他の男に見せたらダメだからね。」

「へっ?」

「んーん、なんでもない。じゃあ会計してアトラクション乗りに行こ。」

「うん!」


最初に向かったのはアップダウンの激しいジェットコースター。

「楽しそうだね!」

「佑香、絶叫大丈夫だっけ?」

「うん。おばけとかは無理だけど、こういう怖いのは大丈夫!」

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