総長様の溺愛は、甘すぎます。
19(そばに居る)
19 (そばに居る)
土曜日、長谷部さんを見送ってから、天気は更に荒れ始めた。
「雨すごい…。」
雨と風で、外を歩いたりしたら、吹き飛ばされてしまいそう…。
「雷…鳴らないといいんだけど…」
雷だけは本当にダメで。
凌さんは部屋にいるけど、頼れないから…。
せめて、夜寝るまで。雷がなりませんように…。
─なんて、私の願いは簡単に打ち砕かれた。
「っっ、、」
午後7時。お風呂に入らせてもらっていた私の耳に、大嫌いな雷の音が聞こえた。
「む、り…」
やだ、やだ。怖い。
何かある前に、早くお風呂出よう。
部屋に戻れば、そこまで耐えればきっと大丈夫。
自分で自分を慰めて、なんとか恐怖心を無くそうとした時だった。
土曜日、長谷部さんを見送ってから、天気は更に荒れ始めた。
「雨すごい…。」
雨と風で、外を歩いたりしたら、吹き飛ばされてしまいそう…。
「雷…鳴らないといいんだけど…」
雷だけは本当にダメで。
凌さんは部屋にいるけど、頼れないから…。
せめて、夜寝るまで。雷がなりませんように…。
─なんて、私の願いは簡単に打ち砕かれた。
「っっ、、」
午後7時。お風呂に入らせてもらっていた私の耳に、大嫌いな雷の音が聞こえた。
「む、り…」
やだ、やだ。怖い。
何かある前に、早くお風呂出よう。
部屋に戻れば、そこまで耐えればきっと大丈夫。
自分で自分を慰めて、なんとか恐怖心を無くそうとした時だった。