総長様の溺愛は、甘すぎます。

4(編入生)

4 (編入生)

今日はいよいよ、編入の日。

私が編入する学園、春咲学園(はるさきがくえん)
学園へは歩いても行ける距離らしい。

凌さんは車を走らせてくれると言ってくれたけど、目立つのが好きじゃなくて、
歩いていきたい。とわがままを言ってしまった。

だけど、凌さんは優しくて、
「なら俺も歩いていく。」
なんて言ってくれた。

「凌様、やめた方がいいと思います。凌様は大変目立たれますので、花衣様が初日から周りの目に困ることになりますよ、」

「なんでだ?俺と行くことでなんで佑香がそうゆう目で見られる?」

あれ?凌さん…ちょっと、鈍感…?私でも分かる。凌さんすごく目立つ…

「大変なんです。とにかく」

「っ、そうか。佑香が困るのは、辛いな…
分かった、俺は、別で行く。」

「ご、ごめんなさい。凌さん…」

「いや、大丈夫だ。黎、佑香のこと頼んだ。」

「おまかせください。それでは、花衣様、行きましょう。」

そして、私は長谷部さんと一緒に学園へ向かった。

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