総長様の溺愛は、甘すぎます。
もう私の頭の中ぐちゃぐちゃ…。

もう、自分でも分かんないくらい、好きになりすぎてたんだ…きっと…

何度も何度も凌さんが女の人と楽しそうに笑いあっていた景色が頭に浮ぶ。

こんなに醜い自分…大っ嫌い。

…明日、どうしたらいいんだろう…。
顔を合わせるのが気まずい。
きっと、いつもの私じゃいられない。

でも、思ってしまう。

きっと、凌さんは優しさで私を花火大会に誘ってくれた。いや…きっとじゃなくて絶対。

彼女さんがいるなら、もちろん彼女さんと行きたいはず…

なら、私が断ってしまえば、凌さんは彼女さんと行ける…?

なんて…顔を合わせるのが嫌だからって、あまりにも自分勝手な考えを…


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