総長様の溺愛は、甘すぎます。
自殺…??それって、その、負けた事が原因なの…??


「いつも笑顔でかっこよくて、憧れだった兄貴を俺から奪った。」

目の前の水瀬さんの顔はだんだん歪んでいく。

「あいつが許せないんだ。俺、あいつが幸せになるのは許さない。」

「水瀬さんは…何が、言いたいんですか…」

「俺、100人を連れて、文月 凌と闘おうと思ってるんだ。」

100人なんて…さすがに、どんなに凌さんが強かったとしても…無理…なんじゃ…

「あははっ、その顔!君もあいつが好きでたまらないんだね。」

「っ、」

「いいよ?君が協力してくれたら、もう二度と文月 凌に危害は加えないと約束してあげる。」

「協力…?」

「文月 凌ともう二度と関わらないこと。」
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