総長様の溺愛は、甘すぎます。
お願い、します…神様…私はどうなってもいいです。だから…凌さんだけは……助けてください…。

目をつぶって強く強く願っていると、突然私の周りで監視をしていた男の人たちが吹き飛ばされた。

いや、吹き飛ばされたというか、殴られて…

「花衣さんっ、」

え、?この声は…水無月さん?

「大丈夫!?今外すから待って。」

水無月さんは、素早く私の口のガムテープと足の紐も外してくれて、私は開放された。

「はぁ、はぁ、」

ほんの少し過呼吸になる。

「凌が今頑張ってる。」

「でも、1人じゃ…」

「あぁ、凌は1人でいいって言ったんだけど、やっぱ総長放ったらかしに出来ないでしょ。俺と竜と輝月だけ来た。」

そう、だったんだ…。でも、3人でもきついよ、、
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