総長様の溺愛は、甘すぎます。
『キーン、コーン、カーン、コーン!』

タイミングが良いのか、悪いのか、分からないけど、そのタイミングでちょうど、チャイムがなった。

「すみません。じゃあ、失礼します。」

部屋を後にした私は、その後の授業に集中することが出来なかった。

長谷部さんと、凌さんよりも先に帰宅させてもらって、部屋のベットへ飛び込んだ。

「っ~、初日から、色んなことありすぎ…」

疲れた……

トゥルルン…!


と、メッセージの通知音がなって、カバンからスマホを取り出す。

「長谷部さん……?」

『今日、帰ったらお話しがあります。』

その一文で綴られているその文字には、深い意味があるように感じた。

なんだろう……とりあえず、長谷部さんの帰りを待とう。

なんて思っていたら、私はいつの間にか、寝落ちしてしまっていた。

起きた時間は6時40分。
ああ!ご飯!作らなきゃ!

慌てて、部屋を飛び出す。

キッチンで、急いで、食材を用意する。何にすればいいかな…なんて…
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