私、お金持ちになっちゃいました!?
松韻 綺羅に案内され
私の部屋とやらに着いた
でも、なんでコイツは
ちゃんと執事をしているのだろう?
嫌なら辞めればいいのに。
って私も言えないか…
嫌だけど…あんな悲しそうな智久さんの
表情を見てしまったら…無下にもできない。
元はと言えば自分の父親の失態だ…
できるだけやってみよう…
「松韻さんはいくつなんですか?」
「25だがそれがどうした」
待って…めちゃくちゃ年上なんですけど…
ますます仲良くできる気がしない
「とりあえず、なんかよくわかんないですけど…よろしくお願いします」
頭をペコりと下げ様子を伺う
すると虫けらでも見るような目を向け鼻で笑い
「見ず知らずの家に来てしかも男と密室に入り込んで、とんだ脳天気だな」
両腕を掴まれ
ドサッ
ベッドに押し倒されたーーーーーー