私、お金持ちになっちゃいました!?



朝食を済ませ学校へ向かうために
玄関で外履きに履き替える


「行ってきます」

「行ってらっしゃいませ、千秋お嬢様」


な、なんだろうこの感じ…
玄関にズラッと並んだメイドや執事たちが
一斉に頭を下げている



うん…なんか慣れそうにないや…



開けられたドアの外に出ると
黒い高級車と見覚えのある姿が
目に映った ーーーーーーーー



「あのぉ…松韻さん…これはどういう…」


「もちろん千秋様を学校までお送りするために、ご用意致しました」



涼しい顔して言ってのける松韻 綺羅


冗談じゃない!!


そんな高級車に乗って登校なんてしたら
目立つし、変な目で見られてしまう。



「け、結構です!!それではっ!」


私は慌てて走り出したーーーーーー
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