私、お金持ちになっちゃいました!?
「アハハ、ごめん城島くん。面白くてついいじめたくなっちゃった」
私は静かに腰をおろして
城島くんと同じように
しゃがみ込む
たぶん城島くん顔上げたら
すぐ目の前に私がいるから
びっくりするよね?クスクス
「ちーちゃんいじわる」
そう言って俯いたままの
城島くんは耳まで真っ赤で
いつものムードメーカーとは
かけ離れた可愛い男の子って感じだ。
「ごめんて。ね?早く出よ」
「そーだね…のわっーーーーーーーーーっ!?///」
私の言葉に頷き顔を上げようとした
城島くんは私の顔を見るなり
間抜けな声を出して飛び退いた
え?待って待って!
そんな驚く!?そんな顔怖かった!?
ちょっと…いやかなりショックなんだけど!?
私が1人勝手に落ち込んでいると
立ち上がって顔を両手で抑えた
城島くんが、はぁ~っと
深いため息をついた
私が不思議に思っていると
顔を抑えたまま城島くんが
「ちーちゃんさぁ…無防備って言われたことない?」
無防備??