私、お金持ちになっちゃいました!?
「馬鹿だし、餓鬼だし、嫉妬深いし、また傷つけたりしちゃうかもだけど…俺はずっとお前のそばにいたい。離したくないし離れて欲しくない。」
あまりにも真剣なその瞳に
吸い込まれてしまいそう
綺羅の綺麗な黒髪が
月明かりに照らされて
凄く綺麗で…
けれどそんな私の呑気な
思考回路は次の瞬間
綺麗に吹き飛ぶ
「千秋…好きだ。
俺と付き合って?」
へ?今なんてーーーーー?
「ごめん…私の空耳じゃないよね?」
「はぁ!?空耳じゃねえよ馬鹿!!」
予想外の言葉が返ってきたことに
驚いて目を見開く綺羅
次第に顔が真っ赤に染まる。
あ、可愛い
「だから、お前が好きだって言ってんの?わかる?」
フィっとそっぽ向いて
無愛想なんだけど
どうしよう。
凄く嬉しいーーーーーー。
だってこんな早くに
言ってもらえるなんて
思って無かったーーーーーー。