私、お金持ちになっちゃいました！？

「えっ？」



急に質問されて目を丸くさせたが
すぐに頬を赤く染めて



「実はそーちゃんが好きなの」



愛しそうに目を細めて
ゆったりと笑ったるりちゃん



「そーちゃんって茅野くん！？」



るりちゃんの発言に
驚いた声を漏らす莉桜



「うん」



真っ赤な顔のまま頷くと
恥ずかしそうに顔を隠した



そんなるりちゃんをみた私は
素直に可愛いなと思ったーーー



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それから他愛もない会話をして
温泉を出て、しばらく遊戯室で遊んで
部屋に戻った私たちは布団を敷いて




寝る準備をしていたーーー。



「じゃあ、電気消すねー」



そう言ってパチッと
スイッチを切ると
部屋は真っ暗になり



月明かりだけが
室内を淡く照らしていた。