私、お金持ちになっちゃいました!?
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そんな幸せな記念日を過ごした
次の日、今日は温泉旅行2日目
今日は朝からちょっと
箱根の街を探索します。
各学年、1クラスずつしかいないので
今回は各自、自由行動になっていて
班とかは特に決まってない
本当は綺羅と一緒に行きたい
ところだけど、それは無理なので
いつもの6人で集まった
私、莉桜、るりちゃん
刹那、城島くん、茅野くん
もうクラスではお決まりの
メンバーみたいな感じだね
「そういえば城島くん!あの後大丈夫だったの?」
突然質問された城島くんは
すぐに理解できずに首を傾げる
「あの後?」
「うん!文化祭の日、栞さんに連れてかれてたじゃん!大丈夫だったの?」
私がもう一度きちんと説明すると
城島くんは「あぁ…」 と苦笑いした。
「あー、うん。あの後、父さんに姉貴のことチクッたら父さん激怒して…姉貴めっちゃ怒られてた。なんかちょっと罪悪感!まーもうこれに懲りてストーカーはしないでしょ!」
「そっか」
後ろを振り返ると
なんだかんだ莉桜と刹那が
一緒に歩いていて
茅野くんとるりちゃんも
楽しそうに話している
うーん、お節介かもしれないけど
2人とも上手くいって欲しいからな…
「ねーねー!みんな!」
私が呼びかけるとみんなが
私に視線を向ける
「今から2人ずつに別れて行動しない?みんな行きたいとこ違うだろうし、私は城島くんと行動するから、刹那と莉桜、るりちゃんと茅野くんで別行動!いい?」
「わ、私はいいけど…」
「別に俺もそれでいい」
「僕も構わないよ。行こう…るり。」
「え!?あ、うん!待ってそーちゃん!」
それぞれがそれぞれの方向へ
歩いて行く中、ただ一人目を見開いて
あわあわしてる城島くん
「さて、私たちも行きますか!」
私がニッコリ微笑むと
「あ…うん。」
城島くんは顔を赤くして
そっぽ向いて小さく返事をしたーーー。