私、お金持ちになっちゃいました!?



「千秋…昔から本当いちいちエローい。」



「ちょ、ばか!/// みんながいるんだから!」




「こんな死角じゃ誰からも見えてねーよ」



私の言葉など聞く耳持たず
抱きしめたまま更に首筋に
顔を埋めてくる綺羅



その吐息と綺羅の柔らかな
黒髪が当たって異様にくすぐったい




「やっ…///くすぐったい…」



「あー、マジ…本当。俺の嫁さんはなんでそんなかわいーの?」



そう言って首筋に埋めてた顔を
上げると私の顔を見つめる



目が細くなってトロンとしてて
頬が紅潮していてなんだ見てる
こっちまでが変な気分になってくる…



「おーい!!千秋!センセ!どこ行った~?」



そんな時、遠くから私と綺羅を呼ぶ
刹那の声が聞こえて



ベチコーン!!



我に返った私は慌てて
綺羅の頭に再び鉄拳を喰らわせた。
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