私、お金持ちになっちゃいました!?
「じゃあ、私は補足用の薪拾いしてくるから、刹那と城島くんは用意されてた薪で火起こし頼める?」
「まっかせて!千秋ちゃん♪」
「いや、1人じゃキツいだろ…俺も」
「大丈夫だって!行ってくるね」
私は私の出来ることをやるんだーーー。
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「ふぅ…」
背負いカゴの中に薪を集めてくが…
ズシッ
「やっぱり手伝ってもらった方が良かったかな…」
あまりの重たさに足取りが
フラフラして上手くバランスが取れない。
そろそろみんなの所へ戻ろうーーー
そう思い振り返ろうとしたら
グキッと足を捻り視界いっぱいに
地面が広がる
やばい、転ぶ!!
痛みを覚悟してぎゅっと目をつぶった瞬間
ふわっと何か暖かなものが
私の体を痛みから遠ざけたーーー
「危ねぇな、気をつけろよ」
「あ、綺羅!ありがと」
あっ、しまった
つい癖で綺羅って…
私は口元を手で覆って
辺りを見渡す
「大丈夫、誰もいねえよ」
そう言って私の体制を整え
引き寄せたーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー!?!?