私、お金持ちになっちゃいました!?
「ちょ、ちょっと!誰が来るかもわかんないんだからやめてよ!」
驚きと焦りとドキドキで
心臓が跳ね上がりそう
「やだね」
はぁ!?何考えてんの!?正気!?
こんなの誰かに見られたら一大事だ!
教師と生徒の上に、一緒に暮らしてて
さらにカップルに間違われること
この上なしの構図…見つかったら
タダじゃ済まない!!
「離せ!エロ大魔王!!」
「仕方ねえな」
ちゅっ
私のおでこにキスをして
パッと私から離れた
もぉ~~~っ///
いちいちキスすんな馬鹿!!
なんて言えるわけもなく
精一杯怒りを込めて睨みつける
「それ貸せよ」
私の睨みなど1ミリも効いてないのか
いつも通りのクールフェイスで話し出した。
「へ?」
「だからそれ。重いんだろ」
私の背中にあるカゴを指さして
早くよこせと急かしてくる
私は素直に渡して
一緒にみんなの所へと
向かったーーーーーー。