私、お金持ちになっちゃいました!?



「ちょ、ちょっと!誰が来るかもわかんないんだからやめてよ!」



驚きと焦りとドキドキで
心臓が跳ね上がりそう



「やだね」



はぁ!?何考えてんの!?正気!?
こんなの誰かに見られたら一大事だ!



教師と生徒の上に、一緒に暮らしてて
さらにカップルに間違われること
この上なしの構図…見つかったら
タダじゃ済まない!!



「離せ!エロ大魔王!!」



「仕方ねえな」



ちゅっ



私のおでこにキスをして
パッと私から離れた



もぉ~~~っ///



いちいちキスすんな馬鹿!!
なんて言えるわけもなく
精一杯怒りを込めて睨みつける



「それ貸せよ」



私の睨みなど1ミリも効いてないのか
いつも通りのクールフェイスで話し出した。


「へ?」



「だからそれ。重いんだろ」


私の背中にあるカゴを指さして
早くよこせと急かしてくる


私は素直に渡して
一緒にみんなの所へと
向かったーーーーーー。
< 55 / 238 >

この作品をシェア

pagetop