私、お金持ちになっちゃいました!?



あ、自販機あった…


あれ?城島くんだ。


「城島くん!」


「あれ?ちーちゃんどうしたの?」


「ちょっと喉乾いちゃって」


私は城島くんのもとへ
足早に駆け寄った。



「ちょうどよかった、これあげる」



「えっ、いいよ!さっき助けてくれてお礼もまだできてないのに!」



私に缶ジュースを手渡して
にっこり微笑むと



「いいよ、別に。ちーちゃん無事ならそれでいい」



ドキッ



ほら優しいじゃん
なのに綺羅ってば…



「あ、ありがと…」


「ねえ、ちょっとだけ話さない?」


「え、あ!うん!」



城島に誘導され私たちは
近くにあったソファに
腰をおろしたーーーーー。
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