私、お金持ちになっちゃいました!?



「あはははっ!助け呼んだ所で誰も来ないよー?だからさぁ、大人しく俺のものになりなよ」



不敵な笑みを浮かべる城島くんの
顔が私の顔へ近づく



やめて!来ないで!



ぎゅっと目を固くつぶる



綺羅!助けてーーーーーー。



「なーんて…」



ドゴォォォン



城島くんが何かいいかけた所で
勢いよく扉が蹴破られる音が聞こえた



!?



「おい、てめぇ。気安く千秋に触ってんじゃねぇ!!!」



ドカッ


綺羅ーーーー!!


だと気づいた時には
真上にいたはずの城島くんが
吹っ飛んでいて



フワッと暖かい優しい
温もりに包まれたーーー。



「千秋!!無事か!?」



私は無言で首を縦に数回振ると
安心からか涙が溢れる



綺羅…綺羅ごめんーーー。
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