私、お金持ちになっちゃいました!?
「いって…」
殴られて倒れてた城島くんが
ズリズリと立ち上がる
その行動にさえ怖さで
体が震え出す。
綺羅は私をお姫様抱っこして
「城島…次こいつに指一本でも触れたらぶっ殺す」
その場を後にしたーーーーーー。
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私はそのまま綺羅の部屋に連れてこられ
ベッドにちょこんと降ろされた
「今日はここで寝ろ、一人部屋だから他には誰もいない」
「え、いや、でも他の先生に見られたりしたらまずいし…」
「気にすんな、俺から事情は説明しとく。」
いつもとは違う優しい笑顔で
くしゃくしゃっと私の頭を撫でる
その手が心地よくて
私は静かに頷いた。