私、お金持ちになっちゃいました!?



火照った顔…でも凄く真剣で
さすがの私もただ事ではないと察する



「俺…ずっと前から千秋のことが…」



「はいはい、そこまでー」



刹那が何か言いかけたところで
グイッと誰かに引き寄せられた。



誰かなんて声でわかる



「綺羅!?どうしてここに!?」



「やっぱり心配なので来ちゃいました」



いつもより怖い笑顔を
刹那に向ける



「お、お前!また邪魔しやがって!」



刹那がギッと睨むけれど
そんなものは綺羅には通用しなくて



「先生に向かってお前とは、いい度胸してんな」



黒いオーラをあちらこちらに
解き放っているではないか!!



「ちょっと綺羅!来ないでってあれほど釘さしたのに!」



「そんなの俺の勝手だろ」



「あのねぇ、今…刹那と大事な話ししてるんだから邪魔しないでくれる??」



私のツンとした態度に
さらに顔を不機嫌にさせ
思い切り抱きしめる



ーーーーーーーーーーーーっ///



だから…もう…本当
その思わせぶりな態度やめて…



期待してしまうから…
< 83 / 238 >

この作品をシェア

pagetop